気を遣わない心から死者を悼む家族葬

先日、祖母が亡くなりました。98歳の大往生での葬儀でした。
そのため、祖母の知り合いは先に亡くなっていて、とくにお呼びする友達もいないため、自然に家族だけの枚方市の自宅でのお通夜と葬儀になりました。

祖母は早くに夫(私からすれば祖父になりますが)を早くに亡くしていたため、4人いる子供の内、唯一の息子である叔父と同居していたのですが、叔父の奥さんとの仲が悪く、一人暮らしを始めました。
他の子供はすべて娘で嫁いでいたので仕方なかったのです。
誰も同居することができずに、ひとり生活保護を受けながら生活していました。

そんな祖母が癌にできてしまったと気づいた時には、まだ手術すれば治ると言われていましたが、延命治療を断ったのは祖母本人でした。
こんな年寄りが人様のお金で手術するなんてもったいなくて申し訳ない、それが祖母の言い分でした。
そして治療することなくなくなってしまったのは、それから2年後のことでした。