ひと言に葬儀といっても、一般葬、社葬、家族葬、一日葬などいろいろな種類があります。その中でも、特に費用を低く抑えられるのは直葬です。火葬式とも呼ばれ、一般葬の3分の1以下の料金で葬儀をすませられます。
直葬の全体的な流れは、1日目に迎え、安置、打ち合わせ、2日目に納棺の儀式、別れの儀式、火葬を行います。お坊さんによる読経は炉前の1度きりです。一般葬、社葬、家族葬に必ずあるお通夜と告別式はありません。直葬の次に料金が安い一日葬は、お通夜がないところは直葬と同じですが、告別式はあります。
直葬を行う人数に関して特に決まりはありませんが、一般的には近親者や友人など特に故人と親しい人たちだけで行います。直葬と同じく親しい人たちだけで行う家族葬は50人程度の規模の葬儀です。直葬はこの数よりもさらに少ない1~20人くらいの数で行います。
直葬で行うとき特に注意しなければならないことは、故人の関係者への事前連絡です。故人とあまり親しくない人に対して、「身内だけで行う」と伝える必要があります。