豪華なお葬式ほど良いの?

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従兄弟が亡くなったときのことでした。親族は相続税の申告などの手続きが控えていましたが、まずは大阪で行われたお葬式での費用について感じたことがあります。

従兄弟は倉敷市の石材店で働いていて、来月には一緒に倉敷のお祭りを行こうか、なんて話していたのですが、突然の死でしたので皆んなが悲しんでいました。最後は兵庫での海洋散骨で、皆に見送られました

そして、従兄弟の親族が成仏できるようにと、徳の高いお坊さんを呼んだそうで、しっかりとお経を上げてもらい、式は何事もなく終わりを迎えまして、最後にお坊さんのありがたいお話をいただけるのが通例だと思い、聞こうと思いました。

しかし話されたのは、ご自分がいかに徳の高い人間であるか、明日からは外国に飛ばなければならない、ここでお経を上げたらすぐに帰って用意をしなければならないというような、内容のことを20分ほどかけて話してくれました。

先程まで従兄弟のことを思って泣いていた親族の涙も枯れ、段々と怒りと困惑の表情になるのがわかりましたが、そんなもの関係なしに御自分の自慢というのでしょうか、お話ばかりされていました。

さすがにお坊さんの後ろに従兄弟がいたので汚い言葉等言えませんでしたが、二度と来るなとその人が会場から出てから言葉を投げかけてしまいました。

お葬式というと、この人の最後なのだからと、かなりお金をかけて行うところもありますよね。ただ、それってお金がないうちは華やかなお葬式が挙げられないことで故人は悲しむのでしょうか。そうとも限らないと思います。

これは文化と考え方の違いですが、例えばイギリスなんかでは、これから生きる人たちの方の重視します。よって、お葬式にかける費用は少ないのです。でも日本では、お金をかけるほど故人を思っていると、お金の額ではかるのです。

これが行き過ぎて、「これくらいはお金をかけないと」と義理の親から言われても、「そんなには・・・」と言えずに不謹慎だと感じてしまうケースもあるとか。それによって多額の借金を背負うことになり、弁護士に泣きつくところまで行ってしまった事例もあるそうです。

お葬式をするなら、そして家計が苦しいなら、特にお金で想いをあらわそうとしなくても良いと感じます。他人に見せびらかすことが目的になってしまわないように、見栄を張る場ではないことを肝に銘じてほしいです。